初めての離乳食作りや、久しぶりに作る離乳食は戸惑うことが多いですね。
例えば、離乳食を作る時は裏ごし器が必需品と教えてもらったけど、先輩ママには「裏ごし器はいらない」という方もいて、どっちなの?と悩みます。
3人の子供を育てた私の経験談からお伝えすると、離乳食のためにわざわざ裏ごし器を用意する必要はないです!
離乳食の裏ごしをする場合には裏ごし器の代用品もありますし、また、裏ごしが必要ない作り方もあります。
ここでは、離乳食作りのポイントや裏ごし器の代用品なども併せてご紹介しますので、是非参考にしてくださいね!
離乳食作りに裏ごし器はいらない!
赤ちゃんが5~6ヵ月くらいになると離乳食が始まります。
そのころの赤ちゃんは、まだ歯が生えそろっていないため咀嚼が上手にできないのと内臓機能も未熟なので、食材を滑らかなペースト状にして消化しやすくしてあげます。
成長に合わせてペースト状から少し粒粒があるものに移行していきますが、野菜によっては裏ごし器で力を入れても裏ごしできないものがあるので、必ず裏ごし器を使って食材をペースト状にする必要はありません。
じゃがいも、サツマイモ、かぼちゃなどのお芋類は割と裏ごししやすいのですが、キャベツや白菜などの葉物野菜はなかなかうまくいきません。
そして裏ごし器を使うと手間がかかって片付けも大変です。
そこで活躍するのは、裏ごし器の代わりに食材を滑らかなペースト状にするものですが、いくつかの調理器具で代用ができるので紹介していきますね。
離乳食作りに裏ごし器のおすすめ代用品
離乳食作りに裏ごし器の代用品はいくつかありますが、その中でも使ってよかったものをご紹介します。
ざる
「ざる」は多くのご家庭で使うと思うのですが、ざるの網目は粗いものではなく、裏ごしに使う場合は網目の細かいものを選びます。
使い方は、野菜を柔らかくて煮て粗熱がとれたら、ざるを逆さまに置いて上の平らな部分に食材を少し乗せ、木べらでザルに押し当てながら裏ごししていきます。
茶こし
茶こしは網目が細かく、ちょうど一食分の離乳食を作るときに便利です。
柔らかく煮た野菜を茶こしの中に入れて、小さめのすりこぎやスプーンなどで裏ごしします。
ブレンダー
ブレンダーで代用するときは一度にたくさん作り、それを小分けして冷凍保存すると便利ですよ。
私は離乳食を作るときに一番多く活躍したのが「ブレンダー」なのですが、その理由は、肉じゃがなど味付けする前に離乳食分の食材を取り出し、ブレンダーでペースト状にすれば裏ごし器の代用になります。
また、赤ちゃんの成長とともにブレンダーにかける時間を調節すれば、柔らかさの異なる離乳食が作れるので便利ですよ。
ブレンダーは、葉物野菜も比較的滑らかな食感にすることができます。
▼結局このシンプルなブレンダーが一番使いやすかったです
▼【必需品】これは何個も買い足しました!取り分け用の冷凍ブロックトレー
すり鉢
サイズがコンパクトのすり鉢は離乳食を作るときにとても便利です。
野菜を柔らかく煮てすり鉢に入れ、すりこぎで食材を滑らかにすれば離乳食が時短調理できます。
ですが、すり鉢は溝に食材が残ったり、色や匂いが残りお手入れが大変という心配もありますね。
そこですり鉢の問題を少しでも解消できるのは、磁器の素材でできたすり鉢です!
KINTOの磁器のすり鉢はコンパクトで、すり鉢の凸凹の溝に汚れが溜まりにくく、洗浄しやすい作りのため清潔に保つことができます。
離乳食作り 裏ごしいつまで必要?
離乳食は生後5~6ヵ月頃より始まるため、離乳食を裏ごしする目安は1~2ヵ月(月齢7ヵ月)くらいまでと言われています。
ですが、赤ちゃんにも個人差があるので、ゴックンと上手に飲みこめるようになってきたら様子を見ながらペースト状からドロドロ状、固形の状態へ徐々に上げていきます。
私の三人の子供もそれぞれ違っていて、二番目の子は離乳食の進みが特に早く、ペースト状は1ヵ月もしないうちに終わりました。
うちの子は進みが遅いなど過剰に心配せずに、それぞれの赤ちゃんの成長に合わせて離乳食を進めていくといいですね。
裏ごし不要!離乳食作りの調理のポイントは?
ここからは、離乳食を作るときに、裏ごし不要でペースト状にするポイントをお伝えします。
冷凍野菜をすりおろす
野菜を柔らかく茹でてラップに包み、それを冷凍庫に入れて冷凍させ、使う時は必要な分だけすりおろして調理します。
ポイントは、人参、大根、白菜、玉ねぎなどを一緒に茹でて、そのゆで汁も製氷機に入れ凍らせます。
その野菜のゆで汁は、すりおろした野菜をペースト状にのばすときに使うと野菜の旨味が増した離乳食なりますよ。
作り方(大根・人参・玉ねぎ)
- 大根、人参は皮をむいて、縦8cmくらいの長さで1/2に、大根は1/4くらいに切る
- 玉ねぎはまるごと茹でるため上の端を切り、根の部分は残して皮をむく
- 野菜を鍋に入れて、水はひたひたになるくらい入れる
- 鍋を火にかけて野菜が柔らかくなるまで茹でる
- 茹でた野菜の熱が取れたら一つずつラップに包んで冷凍庫入れ冷凍する
玉ねぎは根元を切り落とさない方が、すりおろすときにバラバラにならないのでいいですよ。
野菜は茹でているため、すりおろしてレンジで加熱すればすぐに離乳食が作れます。
米粉でお粥を作る
米粉を水で煮て10倍おかゆを作ります。
ポイントは、うるち米の米粉を選ぶことですが、もち米の米粉で作ると粘りが強くなるので離乳食にすると食べにくくなります。
作り方
- 米粉大さじ2と水大さじ10を鍋に入れてしっかり混ぜながら火にかける
- 米粉がトロトロのペースト状になったら完成
野菜フレークを使う
野菜フレークは、フリーズドライやふりかけタイプなどいろいろ種類がありますが、ここでは、野菜をドライ加工してフレーク状にしたものを紹介します。
ドライタイプのフレークは、風味や栄養、素材感などが損なわれにくいと言われていて、水を加えるだけですぐに離乳食が出来るのがポイントです。
作り方
- 野菜フレークに白湯を少しずつ加えてペースト状にする
- ペースト状にした野菜を粥に混ぜて野菜粥にする
- コーンスープにする場合は、鍋で温めたコンソメスープにペースト状にしたトウモロコシのフレークを混ぜる
- そこに粉ミルクを加え加熱しながら混ぜ合わせたら完成
離乳食作りに裏ごし器はいらない!代用品や調理のポイントを解説! まとめ
離乳食作りに裏ごし器はいらない、代用品や調理のポイントをお伝えしました。
離乳食を作るときにわざわざ裏ごし器を用意する必要はありませんね。
まだ上手に嚙んだりゴックンができない赤ちゃんにはペースト状にしてあげますが、裏ごし器よりも手軽にできる代用品があります。
- ざる
- 茶こし
- ブレンダー
- すり鉢
これらの代用品を上手に使って離乳食を作る事ができますし、冷凍野菜のすりおろしや米粉、野菜フレークなども使えば時短調理することもできます。
離乳食作りは、お手軽に作れる器具や食材を使って、ママも無理せずに赤ちゃんが喜ぶものを作ってくださいね。
【関連記事】