小さいときからたくさんの絵本に触れてほしいけれど、あまり絵本に興味をもたないお子さんのことでお悩みではないですか?
「2歳で絵本を読まない原因は?」「読み聞かせを好きになってもらうコツはあるの?」など気になりますよね!
2歳で絵本を読まない原因は3つあります。
- 絵本を読む気分ではない
- 内容が好みや年齢に合っていない
- 子供によって絵本の親しみ方が違う
大好きなママやパパと絵本に触れる機会をたくさん作ってあげながら「絵本って楽しい!」という気持ちをたっぷり育ててあげましょう。
詳しくは本文でお伝えしますね。
元保育士ママが実際に子育てで試している、読み聞かせを好きになってもらうコツやおすすめの絵本も紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
2歳で絵本を読まない原因は?
2歳で絵本を読まない原因は3つあります。
お子さんの様子と合わせて、チェックしてみてくださいね!
絵本を読む気分ではない
「うちの子、絵本が好きじゃないのかも…」なんて思っているママやパパ、もしかしてそうではないかもしれません。
お部屋の中はおもちゃやテレビなど、子供にとって楽しいものがたくさんありますよね。
「今は、絵本ではなくて他のことをしたい!」という理由で、2歳の子供が絵本を読まないことはよくあります。
でも2歳で絵本を読まないからといって、絵本を見えない場所にしまうのは逆効果です。
お子さんの気が向いたときにいつでも手に取れるようにして絵本を身近なものにしてあげてくださいね!
内容が好みや年齢に合っていない
何度か読んであげてもあまり興味がない場合は、絵本の内容が今のお子さんの好みや年齢に合っていないのかもしれません。
絵本選びってどれがいいのかとても迷いますよね…。
私はよく対象年齢ごとのおすすめの絵本を参考にするのですが、あくまで目安と考えるようにしています。
それよりも今のお子さんの興味があって無理なく楽しめそうな絵本を探してみるといいですよ。
1歳向けの絵本や、図鑑などの方が好きなお子さんもいます。
お子さんの興味をリサーチするにはダイソーのミニ絵本を何冊か購入するのがおすすめですよ!
手軽な値段なのであまり読まなくても「ま、いっか!」と思え、お話や図鑑、知育要素が入っているものまで幅広くあるので、私の息子の「好き」を見つけるにはピッタリでした。
きっと、お子さんの好きな絵本を探しやすくなりますよ!
子供によって絵本の親しみ方が違う
パラパラとページをめくったり、なんだか一人でブツブツと呟いたり…。
そんな姿があったら、それは子供なりに絵本に関わって楽しんでいるということです。
2歳の子供は「自分でやりたい」気持ちがさらに出てくる時期です。
ママやパパの真似をして、読んでもらうより読んであげたいのかもしれません。
絵本に親しむには、触ったりただページをめくったり、並べてみたり…。
絵本をトンネルにして、トミカを走らせるなんて子供もいますよね。
お子さんのタイプや成長過程によって絵本への親しみ方はそれぞれです。
そうやって絵本に触れながらだんだんに本当の絵本の楽しさを知っていきます。
危険な場合ではないときは「こんな楽しみ方もあるのね!」くらいの気持ちでそっと見守ってあげるといいですね。
子供が絵本を読む楽しさに気が付くまでの準備期間だと思うと、ママやパパも悩まなくていいかもしれません。
2歳で絵本を読まない子供に読み聞かせを好きになってもらうコツ
2歳の子供は自分のやりたいことにとても素直ですよね。
「おもしろそう!楽しそう!」と興味があることには自然と気持ちが向くものです。
大好きなママやパパと絵本に触れる機会をたくさん作ってあげながら「絵本って楽しい!」の気持ちをたっぷり育ててあげましょうね!
1冊読み切ることにこだわらない
2歳の集中力は大体3分といわれていますが、3分ならいつでも集中できるわけではありません。
自分の好きなことをやっているときに集中している時間が3分です!
まずは1冊すべてではなく、お子さんの興味がありそうなページや面白そうな場面だけを楽しむといいですよ。
ページがいつまでも変わらないと飽きてしまうので、文章をカットしたり興味がなさそうなページは飛ばしたりして、お子さんの様子ですすめていきましょう。
遊べる絵本にする
2歳で絵本を読まないお子さんには遊べる絵本を読むのもおすすめですよ!
絵本のストーリに合わせて体をたくさん動かせる絵本や、うたの歌詞がそのまま絵本になっているうた絵本は、うたやダンスが好きなお子さんにピッタリです。
ごっこ遊びが好きなお子さんにはお医者さんごっこやお料理ができる仕掛けの付いたもの、
動物が好きなお子さんは実際に触り心地を楽しめるものなど、お子さんの好きな遊びが詰まったものだったら絵本を読むのが楽しくなるかもしれませんよ!
▼真似っこ体操絵本
▼うた絵本
▼お医者さんごっこ絵本
いつもと違う場所や人で
晴れた気持ちのいい日には「青空絵本」がおすすめです。
私は息子が絵本に興味がなかったころ、外に持っていくのにちょうどいいミニ絵本を用意していました。
公園でダンゴムシを手にのせて楽しむ息子に、絵本に描いてあるダンゴムシを見せてあげました。
家に帰ってからその絵本を机に置いておくと、息子が絵本を開いて「ダンゴムシいたね!」と嬉しそうに指をさしていました。
2歳で絵本を読まない子供には普段の生活のちょっとしたことに繋げてあげると関心をもちやすいかもしれません。
図書館で好きな絵本を選んでもらうのもおすすめです。
絵本を借りなくても、図書館のキッズスペースでお子さんが手にとった絵本を一緒に読むのもいいですよね!
保育園や幼稚園などでよく活用されている大型絵本や紙芝居は、お子さんの意識をパッとこちらに向けられるのでお話を楽しむきっかけになるかもしれません。
「せっかく行ったのにあまり読まなかった…」なんてこともあるかもしれませんが、そこは気にしなくてOKです。
たくさんの絵本に触れることができたお子さんに目を向けてあげましょうね!
ママがいつも絵本を読んでいる場合は、パパなどいつもと違う人に読んでもらうのも「あれ?」と関心を持つきっかけになりますね。
お子さんのお気に入りのぬいぐるみを使って読んであげるのも、子供の心を一瞬で掴み自然と絵本が気になっちゃいますよ!
小さな指人形がついているタイプの絵本があり、私の保育士時代に子供たちから大人気でしたよ。
▼指人形絵本
絵本の内容にこだわらない
親としては、色々な種類の絵本をまんべんなく読んでもらいたい気持ちがありますよね。
私もそうでした…。
私の息子が絵本を読むきっかけになったのはトーマスのキャラクター図鑑でしたが、でもそれが大正解でした。
最初はただ絵を眺めるだけでしたが、「赤い機関車はどれだ?」「6番の機関車はパーシー!」など少しずつ本を読む楽しさを感じ始めました。
図鑑に書いてある言葉にも自然と耳を傾けるようになり、6歳になった今では興味が広がっていろいろな絵本を自分から楽しめるようになりました。
絵本の楽しさを知り読みたい気持ちが膨らめば、この先いろいろな本を読むきっかけはいくらでもあります。
まずは、子供の「絵本って楽しい」と思える気持ちを大切にしてあげるといいかもしれません。
0~1歳向きの絵本も、短く分かりやすい内容でコミュニケーション能力を高める「オノマトペ」がたくさん入っているのでおすすめです。
「オノマトペ」とはブーブー、トントン、クルクルなどの擬音語や擬態語などのことで、よくお子さんとの会話にも使いますよね!
オノマトペがきっかけになってどんどん言葉を吸収して語彙力が広がっていきます。
言葉の爆発期なんて言われている2歳ごろのお子さんにとってはぴったりかもしれません。
1日1分の絵本タイムを作る
保育士さんから「園では、友達と読み聞かせを楽しんでいますよ!」と聞いてびっくりしたことはありませんか?
保育園や幼稚園では外遊びに出掛ける前やお昼寝の前など、読むタイミングが決まっている場合がほとんどです。
「今は読む気分じゃない」の気持ちが強いお子さんには、1日1分の絵本タイムをつくって習慣化するのが効果的です。
おすすめは、お昼寝の前や寝る前の絵本タイムです。
寝る前はおもちゃを片づけたり寝室に移動したりして、自然と絵本に集中できる環境が整いやすいですよ。
さらに寝る前に絵本を読むことで、寝ている間に絵本の内容が記憶にしっかり残るので、たった1分の読み聞かせが寝ている間にも有効活用されますよ。
1日1分ならママやパパの負担にもなりにくいし、お子さんにも無理なく続けられるのできっとすんなり絵本を楽しめるようになりますよ。
ママやパパが楽しむ
絵本を選ぶときはお子さんの好きなものを選ぶことがとても大切です。
でも、時には大人も「おもしろい!」と感じながら読める絵本を選んでみてください。
ママやパパの絵本を楽しむ気持ちが、お子さんに向ける声や和やかな雰囲気になって子供に届きますよ。
でも子供が聞いてくれない読み聞かせって、なんだかがっかりして悲しくなりますよね。
お子さんが絵本の楽しさに気が付くには、もう少し時間がいるかもしれません。
疲れた日は「今日はやめた!」と休みながら、ママやパパも楽しく続けられるように気長にアプローチしていきましょうね!
子供にとって絵本は、絵やお話を楽しむことだけではありません。
ママやパパのひざの上に座って、くっつきながらゆっくりスキンシップをとれる大切な時間です。
ギューとたっぷりハグしたりこちょこちょしたりして2歳で絵本を読まないときだからこその楽しみ方をしてみるのもいいかもしれません。
絵本を読まない子にもおすすめの絵本3つ紹介!
では最後に絵本を読まない子供にもおすすめな絵本を3つ厳選してご紹介します。
あおいよるのゆめ
子供の小さな指で楽しめる仕掛け絵本です。
お花畑の花がパッと咲いたり、夜空にたくさんのキラキラ星が出たり…。
自分の指をシュッと動かしただけで、魔法みたいに変わる景色に子供は大喜びです。
私は夜空のページを楽しんだ後に「絵本の世界も夜になったから寝ようね。」と声を掛け、この絵本を寝る前のルーティンにしていました。
ぜったいにおしちゃダメ?
この絵本には押してはいけない赤いボタンがあります。
それなのに、いたずらモンスターのラリーは「ちょっとだけならいいかも?」とボタンが押したくなるように誘ってきますよ!
思わず「ポチッ」と押してしまうと、子供たちが大きな口を開けて笑いだしてしまうほどびっくりすることが…。
保育園時代の子供たちが「もう1回見たい!」が止まらなくなった絵本です。
これよんで!1分えほん
我が家で大活躍、1分で読み切れる短いお話がたくさん詰まった絵本です。
全て違う作家さんのお話なのでママやパパも飽きずに楽しめますよ!
写真だけが載っている「みてるだけえほん」のページもあるので、図鑑系が好きなお子さんにもヒットします。
「時間がない。途中で飽きちゃう。子供の好きを知りたい!」そんなご家庭にはピッタリな1冊です。
2歳で絵本を読まない原因は?読み聞かせを好きになってもらうコツを紹介!まとめ
2歳で絵本を読まない原因は?読み聞かせを好きになってもらうコツを紹介!をお伝えしていきました。
2歳で絵本を読まない原因は3つあります。
- 絵本を読む気分ではない
- 内容が好みや年齢に合っていない
- 子供によって絵本の親しみ方が違う
大好きなママやパパと絵本に触れる機会をたくさん作ってあげながら「絵本って楽しい!」という気持ちをたっぷり育ててあげましょう。
ママやパパも時々お休みしながら、気長に頑張りましょうね!
ぜひ、参考にしてみてくださいね!